論稿「自白事件を簡易迅速に処理するための方策」 筆者:T・S
2015年1月26日
 「法制審議会 ― 新時代の刑事司法制度特別部会」で検討された課題のうち、自白事件を簡易迅速に処理するための方策についての新屋達之・大宮法科大学院大学教授の論稿です。
 自白事件の簡易迅速な処理手段についてはいろいろな案があります。論稿は自白事件の処理の簡素迅速化が被疑者・被告人の権利保障を犯す危険性を指摘しています。
 被疑者・被告人が犯行を自白している場合でも、その裁判における権利は保障されなければなりません。このことに関わる制度改革についても監視を怠ってはならないでしょう。

 この論稿は『刑事司法改革とは何か 法制審議会特別部会「要綱」の批判的検討』(2014年9月、現代人文社)に収載されています。