2012年2月20日(月)
2月10日、日本弁護士連合会の次期会長選の投開票が行われたが、当選者が決まず、3月14日に上位2人による再投票が実施されることになった。関連情報・朝日2/11
2月11日、社会のルールや権利、契約についての公正で法的な考え方や司法制度を学ぶ「法教育」を考える、法テラスや法務省、日本弁護士連合会などが主催するシンポジウムが高松市で開かれた。関連情報・読売2/12
2月13日、一審の裁判員裁判で全面無罪となった後に二審で有罪とされた被告人が最高裁第一小法廷で無罪となった。その際、「一審判決に事実誤認があると指摘する場合は、不合理な点を具体的に示すべきだ」との初判断を示した。
このことについて各紙が下記のように様々な論評をした。
「裁判員裁判、最高裁が再逆転無罪 国民の視点、尊重」毎日新聞クローズアップ2012(2/14)
「裁判員判決 『市民尊重』は新基準だ」(中日新聞社説2/14)
「裁判員裁判 尊重しつつ精査求めた最高裁」(読売新聞社説2/15)
「裁判員裁判 二審の役割 より重く」(北海道新聞社説2/15)
「裁判員裁判 誤審防ぐ工夫を一段と」(信濃毎日新聞社説2/15)
「再逆転無罪 市民感覚がより試される」(西日本新聞社説2/15)
「『1審尊重』判断 三審制の意義も見失うな」(産経新聞主張2/16)
「最高裁の一審尊重 裁判員時代がただす必罰主義」(愛媛新聞社説2/16)
「[一審尊重] 市民感覚反映を基本に」(南日本新聞社説2/16)
日弁連法務研究財団は2月25日(土)、シンポジウム「法科大学院教育の成果と課題〜これからの第三者評価に期待するもの〜」を開催する。
神戸地方裁判所は2月27日(月)、事件の手続の説明や法廷見学をする神戸裁判デーを実施する。
裁判員ネットは2月27日(月)から、「傍聴」と「模擬評議」を合わせた企画、「裁判員裁判市民モニター2012春・パート1」(2月27日〜3月2日)を実施する。
最高裁判所は2月29日(水)、広報用映画「評議」の上映と最高裁庁舎見学をセットにした企画を実施する。こちら
法テラスは3月3日(土)に福井で、法教育に関するシンポジウムを開催する。こちら
裁判員経験者ネットワークは3月4日(日)、4月22日(日)、「裁判員経験者交流会」を開催する。こちら
監獄人権センター・伊藤塾は3月7日(水)、連続講座「犯罪をおかした人の更生に弁護士・市民はなにができるか? 〜受刑者を巡る現状と課題から探る〜」の第5回を開催する。なお、第1回(2011年9月28日)・第2回(2011年10月29日)・第3回(2011年11月26日)・第4回(2012年1月28日)の動画が無料で配信されている。こちら・第1回第2回講演第2回質疑応答など第3回講演1第3回講演2第4回講演1第4回講演2
千葉県弁護士会は3月24日(土)、「2012年春のジュニアロースクール」を実施する。
京都弁護士会は3月22日(木)・3月26日(月)、「中高生のための裁判ウォッチング」を実施する。
東京地方裁判所は3月26日(月)、「春休み民事裁判ジュニアツアー」を実施する。
東京高等裁判所と東京地方裁判所は東京都内の小学校高学年を対象に「Let’s 体験 模擬裁判! 裁判所見学」を実施する。2012年度の一学期は4月10日〜7月5日の火・水・木曜日に実施し、二・三学期も実施する。こちら