2011年3月14日(月)
3月5日、毎日新聞は、群馬弁護士会が少年事件に関わる決議をあげたことを報じた。決議は、少年が家裁決定で身柄を拘束され少年鑑別所に送られる場合、あらゆる事件を対象に弁護士を国費でつけるよう国に求める内容となっている。こちら
3月5日、共同通信は、裁判員裁判は以前の裁判官による裁判よりも、性犯罪に対する量刑が重くなり、一方で執行猶予にしたり保護観察を付ける判断が増えている、などの分析結果を報じた。こちら
法務省に設置された「検察のあり方検討会議」のメンバーが3月7日から韓国を訪問し、韓国における取調べの可視化についての聞き取り調査を始めた。検討会議には今回の視察などをふまえ、今月末に検察改革についての提言を取りまとめることにしている。関連情報・読売3/7
3月9日、アムネスティインターナショナルなどによる「取調べの可視化を求める市民団体連絡会」は国会内で院内集会「なぜ取調べの一部録画はだめなのか」を開催した。指宿信・成城大教授の報告などが行われた。
3月9日、毎日新聞が全国の検事に対するアンケートの結果を報じた。こちら。アンケートは2月に実施し、抽出した検事のうち40人が回答した。大阪地検特捜部による一連の証拠改ざん・隠蔽事件については、回答者の6割は事件を「個人の資質の問題」ととらえ、一方で、特捜部の体質や検察全体の問題もあると認識する人も約半数に上った。
東京弁護士会が2011年度の市民交流会メンバーを募集している。メンバー(募集人数は30人)は、裁判所・検察庁・刑務所・法科大学院等の見学、裁判傍聴、弁護士との懇談会、裁判員体験等への出席、などを行う。応募は3月22日まで。詳細はこちら
日弁連は2011年8月6日に高校生模擬裁判選手権を実施する。参加を希望する高校は3月25日までに応募を、と呼びかけている。こちら
愛知県弁護士会は3月19日(土)に市民シンポジウム「裁判員裁判の現状と課題 〜3年後の検証に向けて〜」を開催する。
千葉県弁護士会は3月26日(土)に「春のジュニアロースクール」を開催する。
広島司法書士会は3月27日(日)に親子法律教室を開催する。
日弁連は3月28日(月)にシンポジウム「作られた自白、失われた29年 −布川事件再審判決は何を明らかにしたか」を開催する。
第一東京弁護士会は3月30日(水)にジュニアロースクール(中学生対象)を開催する。
日弁連は4月21日(木)に国際シンポジウム「世界の捜査官が語る 取調べの可視化 −捜査実務は換わったのか」を開催する。22日には大阪で、23日には広島でも開催する。
日本民主法律家協会は4月22日(金)に司法改革問題についてのシンポジウム(基調講演は「最高裁は変わったか −判例分析から」浦部法穂・法学館憲法研究所顧問)を開催する。